エピソード6

☆子どもの可愛いとおもった園での出来事
子どもの性格は十人十色で、子どもの数だけエピーソードもあるのですが、そのなかでも私の6年間の保育士生活のなかで印象的だったエピソードをご紹介させていただきます。
今回ご紹介させていただくのはAちゃん。
当時1歳児クラスの女の子でした。周りのお友だちが1歳のお誕生日をむかえ、どんどん歩きはじめる頃、Aちゃんは1人で立ち上がることもまだできず、成長が遅れているのではないかと、Aちゃんのお母さんもとても心配をしている様子でした。保育園生活のなかでも、どうにかして遊びながら楽しく歩く練習ができないものかと、試行錯誤しましたが、Aちゃんは嫌がるばかりでなかなか練習ができずにいました。
そんなある日。もうすぐクリスマスの季節になるので、毎年恒例の保育園のクリスマス会のお遊戯発表に向けての練習をしようと思い、新しい音楽をかけてみました。すると、大興奮ですくっと立ち上がるAちゃん。
そして、大好きな音楽に合わせて、なんと『とことことことこ~』っとお部屋のなかを満面の笑みで歩きだしたのです!!
私たち職員もあまりにも突然のことだったので、驚きすぎて大笑いでした。Aちゃんが、大好きな音楽を聞いて、あんよスイッチがONになった瞬間でしたね。
何百人もの子どもたちを見守ってきましたが、はじめてのあんよでこんなにも自然にかけまわる姿ははじめて見ました。笑!!
その日からというものは、クリスマス会のお遊戯発表の練習の時間になると、やっぱりあんよスイッチがONになり、嬉しそうにお部屋を歩き回るAちゃん。なかなかお友だちとも打ち解けられなかったのが嘘だったかのように、みんなと一緒に歩き回る姿を見て、私たちも安心しました。
Aちゃんが1歳8ヶ月の頃のできごとです。